【投資 初心者 勉強】100日線を使いトレンド予測をする
おはようございます。
本日は100日線を使い、トレンド予測の精度を高める方法についてお話ししていきたいと思います。
・100日線で株価の大きな流れを把握する
5日線、20日線は株価の動きに素早く反応して上下するので、短期のトレンドを予測するのには最適の指標と言えるでしょう。では100日線では何が判断できるのでしょうか。
100日線は長期のトレンド、つまり株価の大きな流れを示してくれます。大きな流れを知っておくのは、実はトレードをするうえでとても大切なことです。短期売買だから関係ないと思って、100日線の存在をおざなりにしてると痛い目に合うかもしれません。例えば、5日線、20日線が上向き(上昇トレンド)だと判断をして買いを入れたとします。上昇が続くものと勝手に思い込んで油断をしていら、下落トレンドに転換してしまった、そんな経験をした人はいると思います。
その反対に5日線、20日線が100日線の上にあれば、それまで続落していても、上昇トレンドの途中の下落かもしれません。
デイトレードは別として、たとえ短期売買でも長期線の位置を確認する習慣をつけましょう。5日線、20日線、100日線の位置で一時的な上昇か、あるいは下落かを確認して、もし、そうなのであれば早めの手仕舞いをしましょう。私はトレードをする前には、100日線の位置を確かめています。買いを狙う時なら短期線下に長期線があれば、ある程度安心してトレードできます。トレード金額が大きくなればなるほど、100日線の位置は重要なポイントになります。
・大量の売買が背景にある100日線
では少し100日線についてお話しをします。
まず100日線とは、どのような移動平均線なのか。
100日線は、直近100日間の終値の合計を100で割った移動平均線です。5日線、20日線と異なる点はなんでしょう。
まず期間の長さと言う答えが思い浮かぶと思います。そのほかにも重要な違いがあります。
それは100日線を作り上げてるのが、5日線や20日線に比べ、はるかに大勢の投資家の売買だと言うことです。何十万株、何百万株の取引、売りたい、買いたいといった需給や投資家心理の結果が100日線になっているのです。
つまり、100日線の上向き、下向きという傾きが示すトレンドの背景には圧倒的多数の投資家がかかわっている。その平均値だからこそ、信頼性や再現性、普遍性があるということです。1000株、2000株、あるいは10人、20人の売買でできたトレンドは何かの拍子に1万株の売買があればすぐに変化しかねません。しかし、何百万株の売買から生まれたトレンドは1万株が増えても、減っても、さほど変化することはないと言えます。
ですから、100日線は大崩れしないし、トレンド予測するのに信頼できるツールなのです。
・100日線の傾きとローソク足で作戦を練る
それでは、100日線を使ったトレンド予測をチャートを使って説明します。
日経225の100日線です。上図をみると、下がっていますね。このチャートからトレンドは下落と予測できます。もし、100日線の下にローソク足があれば、ほぼ下落トレンドと思っていいでしょう。下落トレンドの間は売りで戦おうと戦略を立てられます。
ローソク足を表示してみると100日線の下にありました。売りで戦えると判断できます。ただし下落トレンドが4ヶ月以上続いてたら、上昇へと転換することも考える必要もあります。あとは5日線、20日線を表示してエントリーポイントを探します。
下図を見てください。
100日線を見てどう戦うか考えてみましょう。
100日線は上向きになっています。買いでエントリーできそうです。ローソク足も100日線の上にあります。ここは買い戦略になります。ただしここも5日線、20日線をみながらエントリーポイントを見つけていきます。
本日はいかがでしたでしょうか。100日線についてと使い方が少し理解できたと思いませんか。色々分かり始めるとトレードが楽しく感じてくると思います。